マ-ティ・キ-ナ-ト氏の禁煙

マ-ティ・キ-ナ-ト氏（東北楽天ゴールデンイーグルス　チームアドバイザー）の禁煙教育への提言

　これまで私は一度もたばこを吸ったことはありません。吸わないのが当たり前と思っています。アメリカのスポーツはシーズン制で、私も野球、アメフット、バスケと年中スポーツをして楽しんでいました。私の野球チームは強豪で34戦全勝して優勝しました。そしてメンバーの刻印された優勝楯をもらいましたが、その中になぜかショートストップの選手の名前が有りませんでした。彼は唯一の喫煙者だったからです。それほど、喫煙者には厳しい環境でした。
　私が留学生として来日して以降、ことにたばこについては吃驚させられることが多くあります。日本のたばこのケースには確か「健康のため、吸い過ぎに注意しましょう」と書いてありますが、あれは実におかしい。アメリカでは「たばこを吸うとガンになる」「流産する」と具体的に病気が記載されています。実に日本はたばこに甘い国であると感じています。
　また、私の息子もリトルリーグの野球チームに入っているのですが、ここで見た場面は、コーチがたばこを吸い、審判団も寄り添ってたばこを吸っています。さらに、親たちもゲームを眺めながらたばこを吸います。こんな光景を見て日本のたばこに対する甘さを感じました。ほんとうに信じ難い光景として映っています。こんな大人たちのたばこを吸う行動はこどもの手本にはなりません。
　このような光景はアメリカでは見ることができません。アメリカでもスモークレスタバコの問題は未解決ですが、どのフィールドに行っても、「ノースモーキング」「ノースモーキング」「ノースモーキング」。これに対して、日本ではどこに行っても喫煙できる環境にあります。もっと厳しい教育を行うべきです。
　プロ野球もたばこの煙で充満しています。監督、コーチ、選手の多くが喫煙者で、ロッカールームもたばこの煙で汚染されています。過日あるプロ野球の試合をプロ野球経験の某解説者とともに観戦しました。すると、彼は2イニング毎に席を立つのです。席に戻ると隣席からたばこの臭いがするのです。そこで「あなたはいつからたばこを吸うようになったのですか」と聞いてみると、彼は大学1年生の時からと答えました。先輩からたばこを買いに行くように命ぜられ、買って戻ると「お前も1本吸え！」と恫喝されると言う。それが習慣性の始まりで現在まで延々（蜿蜒）と続き、たばこから離れなれないという。
　このようなたばこに甘い日本の文化にがっかりしている。そして、なぜそのようになったのか自分には理解できない。きちんとした教育が大切である。

マ-ティ・キ-ナ-ト氏（東北楽天ゴールデンイーグルス　チームアドバイザー）の提言

日本の禁煙教育は　あまい
アメリカでは　もっと　禁煙をしっかり　子供に教育している
日本の野球選手は　　　喫煙者が多い
指導者　　　コーチも　スコアラーも喫煙者が多い
楽天では　三木谷オーナー，田尾監督は　タバコは　すわない
しかしコーチや　スコアラーにも
残念ながら　選手にもいる
　　これでは　良い選手も　年と共に　早くダメになっていく
　　考え直そう

アメリカでは　　喫煙者の肺の写真やガンになった有名選手の話のビデオを観た
　禁煙教育は　徹底している
　
日本も　禁煙教育を徹底させるべきだ　

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第11回世界禁煙デー・宮城フォーラム　5月29日開催
『スポーツにたばこはいらない!』

きれいな空気の下にスポーツを行おう！フィールド内外の無煙環境で、市民も快適にスポーツ観戦を楽しもう！昨年来、仙台市を本拠地とするプロ野球新球団「東北楽天ゴールデンイーグルス」の誕生と公式戦が進行中。サッカーはじめ種々のスポーツが盛んに行われています。

その際、プロ、アマチュアを問わず、スポーツ選手はたばこを吸わないことが大事です。同時に、市民が無煙環境下でスポーツ観戦を楽しめるような空間が必要であります。

今回は、「スポーツにたばこはいらない!」をテーマに講演とシンポジウムを行います。多数の御参集を期待します。

日時：平成17年5月29日(日)　13:30－15:30　

場所：宮城県歯科医師会館（仙台市青葉区国分町一丁目5-1）　

基調講演　座長　川村　秋夫（川村歯科医院　禁煙医師連盟・宮城支部）

橋本実氏（仙台大学　体育学部健康福祉学科　教授）
　
シンポジウム　　座長　山本蒔子（日本禁煙推進医師連盟・宮城支部長）

・菊地茂樹氏（宮城県教育庁　スポーツ健康課課長）　
・マ-ティ・キ-ナ-ト氏（東北楽天ゴールデンイーグルス　チームアドバイザー）
・佐藤和一氏（元ベガルタ仙台チームドクター　Jリ-グ・ドーピングコントロ-ルドクタ-　）
・菅本昭夫氏（東北福祉大学学生部次長　野球部総監督）
・高橋千恵美氏（聖和学園高等学校職員陸上部コ-チ　シドニ-五輪女子1万m代表）

問い合わせ先：日本禁煙推進医師歯科医師連盟・宮城支部
http//www.nosmokemiyagi.org/

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